棚田にこどもたちの声が響く
5月26日(土)、テレビ信州とのコラボレーションによる「親子米作り大作戦」の第1回目、待ちに待った「田植え」を行いました。天気が安定しない日が続き、代掻きなど悪天候のなかで準備を進めてきましたが、当日”五月晴れ”・・・絶好の田植え日和となりました。
今回、応募された親子は合計7家族。元気いっぱいの子どもたちとそのお父さん、お母さんがこの企画の主役です。地元の長老・北澤さんから苗の植え方のコツを習って、さあ本番!「田植え」は始めてという子どもとご両親が多いなか、早速「裸足になって!」と声かけ。みんな恐る恐る田んぼに足を滑らせます・・・・「冷たい」、「やわらかい」などなど感激の声がアチラコチラであがります。男の子たちは気づいた時にはカエルをゲット!お互いに見せ合って嬉しそうです。
力を合わせて、汗をかく!
さてさて、イベントといっても大小12枚ある棚田にアキタコマチともち米の苗を今日中に植えなくてはいけません。初心者といえども、そこは甘くありません。作業を楽しみながら、一方で段取りよくこなしていくため、みんなで一致団結・力を合わせます。
この日は、テレビ信州のアナウンサーの伊藤秀一さん、中村守さん、藤原里瑛さんも参加。そして東京から特別ゲスト下嶋兄さん(峰竜太さんのご長男)も参戦。子どもたちと一緒の元気ハツラツで頑張っていました。テレビ信州、よこらしょのスタッフも合わせて、総勢60人を超える人たちが、田んぼに「命」を吹き込んでいきました。
「お昼ご飯がとにかくうまい!!」
作業も順調に進み、お待ちかねのお昼ごはん。みっちり働いたみなさん、お腹もペコペコ。この日のメニューは「笹寿司」「手羽先」「たけのこ汁」。笹寿司は北信濃地方の伝統食。そして初ものの「根曲り筍」がふんだんにはいった味噌汁。筍は前日によっこらしょスタッフが山に入ってとってきたもの、そして味噌もよっこらしょお手製。子どもたちもおかわりをなんべんもしていました。
「『米』は『八十八』の手間をかけて育てるもの」
お昼の時間、長野県農村文化協会の役員でよっこらしょのスタッフでもある池田玲子さんから「お米づくり」の話をしてもらいました。「米という字は「八十八」と書く。だから、収穫できるまでに田んぼに最低88回は来なきゃいけねんだぞ」。お米のありがたさ、そして育てる人への感謝を改めて気づかせてくれました。
無事終了!疲れたけど、心地好さと達成感
午後も子どもたちは飽きることなく黙々と苗を植えていき、午後4時前にはすべて植え終わりました。苗が並び、青空を写す田んぼは、やっぱり「日本の原風景」。体験した人たちが実感する心地よさや癒しがそこにはありますね。
最後の「黄金色の稲穂が多くなりますように」との願いを込めて、「きなこのおはぎ」をいただいきました。さあ、今年もスタートした米作り。今後の親子の活躍に乞うご期待!
6月7日(木) テレビ信州「ゆうがたGet」でこの日の模様を放映します。
長野市インターネット放送「愛TVながの」でも動画を配信中!皆さんみてください。