今年のイモと去年のイモ
ちょうど1カ月前に芽を出したジャガイモが30cmくらいの丈まで育っています。どうですか!元気だぜぇ!(すぎちゃん風)
さて、梅雨時期になると、畑の草は、一日にどれくらい伸びるんだろうと思うくらい成長が速くなります。草刈りが追いつかないこともあり、ほっとくと農作物が埋もれてしまうほどです。
そんな草むらの中に、毎年「ジャガイモ」の葉を見つけることができます。今年植えたものではありません。
そうです・・・・1年前の収穫の時、気づかれずに、日の目を浴びなかった「ジャガイモ」。地中に”取り残された彼ら(種イモ)”が、目を覚まし、芽を出し、葉を茂らせたものです。自らの生命力で育っていくんです。つよーい!早くも、”子孫”である小さな「小芋」も、”産まれて”いました。過酷な環境でも、生き抜くために必死なんですね。
生きていくためのジャガイモの戦略
ジャガイモは普段食べているあのイモの「目(表面のくぼんだところ)」から「芽」を出します。「目や芽には”毒”があるから、取り除いてから調理しなさい」なんて言われたことありませんか?
芽(目)や太陽が当たって緑色に変色(緑化)したところには、「ソラニン」や「チャコニン」などの毒性成分が多いと言われます。でもなぜ芽に多いのでしょうか・・・・・
地中にはネズミなどの「天敵」がいます。油断すると全部かじられて、子孫を残せません。なので・・・・「ジャガイモ」は次の命のもとになる「芽」や「目」には、毒をみにまとい守っているそうです。なんてしたたかな生き残りをかけた戦略でしょうか。